昨日の正午、アナログテレビ放送が終了しました。大分前から地上波デジタル放送が平行して行われていましたので、さほどの混乱はありませんでした。
そんな中、古いポケットテレビを引っ張り出してみました。購入してから二十年以上も経過したものです。画面は白黒で、使用するときにはふたを斜めに開けて、鏡に反射した画像を見る仕組みとなっていました。
単三のアルカリ電池が二時間ほどで空になってしまう大喰らいで、画面も二インチ弱しかなく、必要性はかなり低いものでした。そんな時代のあだ花とも言えるテレビも、今後使われることはなくなりました。これまではアナログテレビで、何ら不都合を感じることは無かったのですが、いざデジタルになってしまうともうアナログ放送のどこと無く曖昧な画像には戻れないものです。それこそ毛穴まで見えるようなデジタル放送はすばらしいものです。次はどのような変革がやってくるのでしょうか。