缶切りが必要な缶詰は減りましたね。プルトップ缶詰が幅を利かせ、缶切りが必要な缶詰の大部分は輸入品ではないかと思います。そして、必要性が低くなったためでしょうか、気が付いてみると身の回りから缶切りが消えてしまいました。もちろん缶切りは世の中から消えてしまったわけではなくて、お店に行けばちゃんと売ってます。でも、ありきたりな缶切りはを買っても面白くありませんので、Aliexoressでちょっと変わった缶切りを二つ買ってみました。
その1、トッパー缶切りのそっくりさん。
東洋製缶のトッパー缶切りというものがありますが、一つ目は、このトッパー缶切りのそっくりさんです。ただ、トッパー缶切り自体が英国製の缶切りを模倣したものらしいです。トッパー缶切りは1500円前後で売られていますが。このそっくりさんは500円以下で買えます。
この缶切り、日本産のトッパー缶切りと同じく、缶の蓋の外周に切り込みを入れるタイプの缶切りで、切り口は滑らかで手を切るようなことはありません。さて、この中国製の缶切り、ちょっとコツがいります。また、蓋がアルミ製の場合には容易に切ることができるのですが、鉄製の蓋の場合には、切り込む歯の部分が空回りしてしまい上手く切ることができません。
次は妙な缶切りです。トッパー缶切りは蓋の外周を切りますが、この缶切りは蓋の内周を切るタイプの缶切りです。
この缶切りはちょっと残念な感じですね。蓋の内周部分を切りますので、切り取った蓋は缶の中に落ちてしまいます。また、この缶切りはそっくりさん缶切りよりももっとコツがいります。Youtubeにもこの缶切りを使って缶ビールを開ける動画がありますが、大体の人は中身が出ちゃってビチャビチャになっています。
この缶切り、力を入れすぎると缶がつぶれて中身がドンドン出てしまいます。そして片方向にグリグリ回すのではなく90°時計回りに回したら90°反時計回りに回す。これをひたすら繰り返すこと数分。缶の蓋が切り取られて缶の底に沈んでいきます。
この二つの缶切りで缶を開けること十数回。完璧にコツをつかみました。その結果、こんな風に見事に缶を開けることができるようになりました。