自転車のチェーンは右側にあります。後ろの車輪のブレーキはハンドルの左側で、前車輪のブレーキはハンドルの右側です。ところが、バイクはドライブチェーンは左側でハンドルの左側にはクラッチレバー、右側には前車輪のブレーキがあります。しかし、右側にドライブチェーンが付いているものも外国車を中心に数多くあります。しかし、水道の蛇口は、左側が温水で、右側が冷水で、例外は見たことがありません。
物事を決める場合には、何か理由がある場合と、そうでない場合があります。例えば、腕時計の竜頭ですがが、あれは右手で操作することを前提に、右側につけてあります。一方、水道の蛇口は特に理由は無いのではないでしょうか。理由が無いから、慣習に併せているのでしょう。
そんな中、困ったものもあります。自動車のウィンカーです。日本車はハンドルの右側にウィンカー操作用のレバーが付いています。ウィンカーを出そうとしてワイパーを動かしてしまった経験は誰でもあるのではないでしょうか。
外国車の場合は、右ハンドルの車でもウィンカー操作レバーはハンドルの左側です。これはISOという規格で決まっているようです。と言うことは、日本の自動車はISOに違反しているということなのですね。そもそも、日本車でウィンカー操作レバーがハンドルの右側にあるのは、シフトレバーが左側にある為だとおもいます。左側にシフトレバーがあるということは、左手をハンドルから離すことが多いわけで、そうするとハンドル操作と連動するウィンカー操作レバーが右側にあるのは自然なことなのでしょう。と言うことは、右ハンドルの外国車はウインカー操作は難しいと言うことになるわけですね。どうりで、横柄な運転になるわけです。