イメージというのは怖いものです。たとえば私の中ではカシオなんていうのは安物メーカーでしかないわけですが、実際のところ最近では腕時計やデジタルカメラの分野では随分とお値段の張る商品を作っているようです。そういえば、昔はスイス時計というと安物の粗悪品を指す言葉だったのですが、今では押しなべて高級品です。その一方で、昔は高級品だったものが今では安物の粗悪品に成り下がってしまったものもあります。そのひとつがテクノスの腕時計ではないでしょうか。その昔は、とあるテレビのクイズ番組の優勝商品として使われる程度の高級品でしたが、今では数千円で販売されています。
まあ、物の評価というのは不変ではなく、時とともに変化するもののようです。ものだけではなく人の評価というのはもっと短いサイクルで、しかも劇的に変化するようです。もと民主党代表の小沢氏もそのひとつでしょう。一度は不起訴になり、その後無理やり法廷に引きずり出されて、結局無罪となって、さらに控訴されるという全く理不尽な扱いを受けています。小沢氏排除の見えざる力が働いていることが伺えますが、あまりにも見苦しいです。